一時は24年ぶりとなる1ドル=130円台後半まで円安が進みながら、鋼材輸出比率(金額ベース)は低下―。日本製鉄とJFEスチールが開示した7~9月期(2Q)の同比率の見通しは、海外市況の低迷で円安が鉄鋼輸出の追い風となっていない現況を端的に示すものとなった。 円安の「効果」は、4~6月期(1Q)には反映されていた。ロシアのウクライナ侵攻で世界...