首都圏を主なエリアとする東京地区の条鋼建材製品は、原料の鉄スクラップが急騰した2月中旬から上げ足を加速させている。生産コスト上昇を理由に高炉や電炉、建材メーカーが建値引き上げを表明し、商社や流通も追随して高唱えを敢行。先高観が続くとみた需要家層も新値を受け入れ、市場価格も大幅に上伸している。ただ実需が回復途上なため供給主導で市況が形成されて...