鉄鋼産業懇談会の中村真一会長(日本製鉄副社長)は8日、来年度(2022年度)の国内鋼材需要量が5700万トン程度になるとの見方を示した。足元ではサプライチェーン(SC、供給網)の混乱で自動車向けの鋼材需要が影響を受けている。中村会長は「内需の回復傾向は来年度も継続する。一方で、SCが正常化するには時間がかかるだろう。(5700万トンは)これ...