――20年の歴史を振り返って。 「20年前の鉄冷えの時代、伊藤忠商事と丸紅の鉄鋼製品事業は業績が落ち込み、全社経営の中で、存在そのものが危ぶまれる状況にあった。当時の両社の経営陣は、強い危機意識を共有し、共同新設分割方式という形で両社の鉄鋼製品事業を切り出し、統合新会社をつくるという大英断を下した。2社が一緒になって規模を拡大させるとともに、...