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鉄鋼ニュース

2017/06/19 06:00更新

出店鉄鋼、9月末で鋼材流通業から撤退

 H形鋼を中心に一般鋼材の在庫販売を手掛けている出店鉄鋼(本社・東京都江東区亀戸、社長・出店文雄氏)は、9月末で鋼材流通事業部門の営業を終了する。浦安鉄鋼団地(千葉県浦安市)にある3カ所の倉庫で、他店では扱わないH形鋼の希少サイズも幅広く常備。他の商社や流通業者を得意先として定尺品・置き場渡しの仲間売りに徹してきたが、将来的にも店売り市場の拡大を見いだせないことなどから撤退を決めた。

 出店社長は「当社は(ユーザー向けの)直需販売がなく100%仲間売りの業態。この20年で鋼材需要の低下に加えて店売り市場も縮小する中で、切断などの加工を手掛けない商売では利益を確保しづらい環境だ」と説明。この1年ほど事業継続の可能性を探ったが、従業員の転職先が確保でき、財務上も余力がある2017年10月期での営業終了を決断した。
 同社は文雄社長と兄の要蔵会長の父である文吉氏が1934年(昭9)に創業し、終戦直後の45年11月に設立した出店商店が前身。72年10月に現商号へ変更した。一貫して形鋼の置き場商売に徹し、他店にはない特殊サイズも常時そろえる業態は同業者間で「出店商法」として重宝された。バブル景気の90年代初頭には年商100億円超を誇ったが、近年は10億円を切る状況が続いていた。
 また、業界活動の面でも、要蔵氏は父と同じく亀戸鉄睦会会長を務めたほか、東京鉄鋼販売業連合会(東鉄連)の第13代会長にも就任。文雄氏も東鉄連形鋼部会長として業界発展に寄与した。
 鋼材営業の終了後も法人として存続。浦安の3倉庫を同業者に賃貸するなど不動産事業を継続する。

続きは日刊鉄鋼新聞をご覧ください。

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