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鉄鋼ニュース

2016/12/20 06:00更新

東京製鉄、1月鋼材販価を2カ月連続全面上げ

 東京製鉄は19日、来年1月契約の鋼材販売価格を異形棒鋼と厚板で前月比トン3千円、その他品種で同5千円引き上げると発表した。全面値上げは2カ月連続。海外市況が大幅に上昇する中、国内の市中在庫も全品種で適正以下と需給タイト感が強まっている。「来年度の引き合いが出始め、年明けに集中出件が予想されるなど、相場の上昇トレンドは中長期にわたる」(今村清志常務営業本部長)との見方を示した上で「段階を踏んで着実に値上げを進める」(同)とした。2月契約の値上げに関しても「可能性はある」(同)と述べた。

 1月契約での主な品種の新販価(ベースサイズ)は、H形鋼がトン7万5千円、ホットコイルが同6万円、溝形鋼が同7万5千円、厚板が同6万8千円、異形棒鋼が同5万5千円など。
 前回12月契約では全品種で一律トン5千円の値上げを行ったが、今回は異形棒鋼と厚板がトン3千円、その他品種は同5千円と需給環境を反映した上げ幅とした。
 鉄鉱石、原料炭の高騰を背景に世界中の鉄鋼メーカーが値上げを表明する中、中国でも内需が旺盛とあって「鉄鋼製品の国際市況は大幅に上昇している」(同)と指摘した。
 同社の輸出商談はホットコイルがFOB520〜540ドルで前月比40ドル高、H形鋼が同530〜550ドルと前月比30ドル高だが、足元も「まだ値上がりが続いている。現在の為替換算では当社の国内販価には割安感がある状況だ」(同)と述べた。
 鋼材の在庫水準に関しては「ここ2年ほどは市況に先安観が強かったため世界的にも在庫調整が進んでいた」(同)と指摘。足元の値上げ局面は「3年前の水準に戻ろうとする動きであり、大幅に増産する動きがなければ息の長い相場上昇につながる」(同)との見方を示した。
 鉄スクラップ市況については「国内需給だけを見ると強くはないが、為替要因を考えるとステージは上がらざるを得ない」(同)と海外高が国内市況をけん引する見通しとした。
 同社の12月生産量は18万5千トンを予定。うちH形鋼9万トン、ホットコイル5万5千トン(うち輸出1万5千トン)、厚板1万5千トンの見通し。
H形鋼の物件対応など19日からオファー止め/厚板、カットシートのみ在庫販売
 東京製鉄は19日、H形鋼や異形棒鋼などの物件対応や在庫品のスポット販売はオファー止めとすると発表した。原料価格や鋼材市況の先高観が強い中、適正なスポット販価の設定が難しく「1月契約の売り出しが終わるまで様子見としたい」(今村常務)との考え。
 ただ、厚板とカットシートの在庫販売は19日から行うとし、厚板の在庫販価はトン7万2千円とした。

続きは日刊鉄鋼新聞をご覧ください。

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